人生見切り発車、着地点不明女ことKDからバトンいただきました。4回生のだいきです。我ら大阪教育大男子ラクロス部が誇る2年連続ファイナルMVP、ケビン・デュラントのモットーは「ケツでもヘソでも出せるもんは出しとけ」だそうです。そんな彼女は現在Youtuber DJ社長のような髪色をしています。はたして彼女はどこに向かっているのでしょうか。 さてはまっていることというお題ですけども、そんなもんないと思っていましたが考えてみると結構色々思い浮かびました。にわかながらNBAを見ること、にわかながらフリースタイルラップを見ること、お笑いを見ること、漫画を読むことなどなど、意外と多趣味やったということに気づかされました。 こんなたくさんある中で、溝に捨てられてる犬に似てるからという理由でそのあだ名がつけられたみぞと被るのですが、読書について少し書こうかなと思います。国語科らしさのかけらも持ち合わせていないぼくですけども、幼少期から本を読むことはずっと好きで続いている趣味だと言えます。 最近人気とされている本、例えばみぞが紹介していた「図書館戦争シリーズ」などは、内容の面白さを重視した読者が好んで読みます。図書館を舞台としたSF世界の非現実にのめり込んでしまうのでしょう。 ぼくはどちらかというと文章の書き方、国語科っぽく言うのであればその表現の深さを楽しむところに読書の面白さを感じています。このような逸話をご存知でしょうか。明治の大文豪、夏目漱石が英語教師をしているとき、「I love you.」と言う英文を「我君を愛す。」と訳した生徒に対して、「日本人はそんなストレートな表現は使いません。『月が綺麗ですね。』とでも訳しておきなさい。」と言ったといいます。「愛してる」という日本語にも、「The moon is beautiful tonight」という英語にも感じられない奥ゆかしさがそこにはあります。 ラップやお笑いの話をしている時に度々出てくる「ワードセンス」という言葉。「ワードセンス」があるラッパーは僕たちの心を掴み、「ワードセンス」に長けている芸人は面白いとされます。その「ワードセンス」がひと昔前では、文学に集約されているとぼくは感じています。なので今日はその近代文学者たちが残した秀逸な表現をいくつか紹介したいと思います。 ・「桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ。」梶井基次郎 『桜の樹の下には』 ・「雪が来る。」司馬遼太郎 『峠』 ・「あなたは鈍感なんですよ。ぼくが言った言葉から、嘘と本当が、てんで見抜けないんだ。 喋っている以上は、どんな嘘にでも、ちゃんとそれなりの意味があるのにさ。」安部公房『燃えつきた地図』 今回紹介したのはほんの一部ですので、みんなにもいろんな表現の世界に触れてほしいなと思います。特に学の少ない男ラクのみなさま。 それではこの辺でバトンタッチ。 ネクストは今日相撲してぶっ倒したしもんです。 マネが吹き込みで「右上、しもんくん」と君付けで呼んでいるのがラクロス部史上最も不快です。 よろしくどうぞ!
だいきょうらくろふ