好きなことを、好きなだけ書く 主将からのバトンを受け継いで、満を持して書かせていただきます。2018年度大阪教育大学男子ラクロス部、副主将兼DFリーダーを務めます、上田 大貴です。国語科です。となれば、「小説の神様」と呼ばれた志賀直哉をも唸らせるほどの上手い文章を書くことだろうとお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら文章力や創作力といったものはミジンコほども持ち合わせておりませんので、拙い文章になると思いますが、何卒最後までお付き合いを、、、。 納主将が「好きなことを、好きなだけ書く」というあまりに無責任なお題を残していかれたので、迷いに迷った結果、少し固い話となるかもしれませんが、私の「座右の銘」について書こうかと思います。 私はラクロスを始める前、小中高と野球部に所属しておりました。そして現主将の納くんとは高校時代の野球部の同期であります。一斉を風靡した「甲子園行くぞ!」と大きく力強い文字で記された私と納くんのプリクラは記憶に新しいことでしょう。 そんな私たちが所属していた野球部の監督が「他喜力」という言葉をよく口にしていました。言葉通り解釈するなら「他を喜ばせる力」という意味だそうです。監督は「そんなチームになろう」といつもおっしゃっておりましたが、その監督というのが、スキンヘッドに髭を蓄え、サングラスをかけた上に額には何だかわからない傷があるという、いかにも堅気の人物ではない風貌をしており、当時は「なにをこの見た目でまともなこと言っとるんや、このヒゲダルマサングラスハゲは。」と思っておりました。 ですが、こうして大阪教育大学のラクロス部に入部し、様々な先輩方や後輩たちと出会い、厳しい試合を乗り越えてきた中で、少し違った解釈が生まれました。それが最も表されていた試合が昨年の入れ替え戦 vs京都産業大です。実力こそ劣っていたものの、集中力、ラクロスに取り組む姿勢、勝ちたいという気持ちは確実に上回っていたのではないかと思います。すると、ベンチには入れなかった部員、スタッフ、OBGの方、そして周りで見ていた他大学やたまたま見にきていた人が味方についてくれていたように感じました。「ああ、他喜力ってこういう力のことなんか」つまり、勝利の喜びだけじゃなくて、感動とか言葉では言い表せない何かもっと大きなものを他に与えることができる力のことを言うのではないかと。 2018年度大教ラクロス部のチーム像の一つに「応援されるチーム」があります。これは裏を返せば「人に何かを与えることができるチーム」と言えるとおもいます。11代目の方々が最後にその姿を見せてくれました。チーム一丸となって全員で「他喜力」を持ったチームを目指そう。 とんでもなく熱い文章になってしまいました。おそらくリーダー陣はこんな感じになってしまうでしょう。我らが癒し系、のぶ、だでぃ、福ちゃんに回るまでは少しの間、我慢していただきたく思います。 それではこの辺で失礼いたします。
だいきょうらくろふ